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幸楽苑/営業利益13.5%上方修正

2010年04月20日 / 決算

幸楽苑が4月20日に発表した2010年3月期業績予想修正によると、売上高355億8400万円(前回予想比1.9%増)、営業利益24億3300万円(13.5%増)、経常利益24億7700万円(13.9%増)、当期利益10億8700万円(32.1%増)となる見通しだ。

厳しい経営環境を踏まえ、下期は既存店売上高を前年対比1.7%減で計画していたが、2.9%のプラスを達成した。下期新規出店は6店舗の計画に対して5店舗。既存店が好調に推移したことから、売上高は前回発表予想を上回る見通しとなった。

営業利益、経常利益については、売上高の増加に加え、原価率及び販管費率が改善されたことから、前回発表数値を上回る見通しだ。原価率については、主要食材であるチャーハンの内製化等により下期計画は前期比で0.8%の改善を見込んでおり、小麦粉等の原材料仕入価格が想定以上に下落したことから、予想以上の改善が見込まれる。

販管費率は、下期計画に対して、売上高増加にともなう店舗人件費増やガス単価上昇等の悪化要因があったものの、店長教育の成果としてコストコントロールが徹底されてきたことから、下期計画を下回る見通し。

当期利益は、不採算店舗のスクラップ費用等の減少により、特別損失が下期計画を下回る見通しとなっているため、前回発表数値を上回る見通しだ。

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