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新星堂/音楽事業の不振で売上高17.0%減、営業損失5億5100万円

2009年07月14日 / 決算

新星堂が7月14日に発表した2010年2月期第1四半期決算は、売上高89億7900万円(前年同期比17.0%減)、営業損失5億5100万円(前期は2億200万円の営業損失)、経常損失6億1000万円(2億2900万円の経常損失)、当期損失6億4700万円(8900万円の当期損失)となった。

新規店舗として3月にリーフウォーク稲沢店、4月にラザウォーク甲斐双葉店の2店舗を出店。既存店4店舗の改装を実施するなど売上高の確保に努めた。

役員など全社員の給与の一部カットによる人件費の低減や賃料低減交渉強化による物件費の抑制も実施。さらに社内プロジェクトの細目にわたる経費見直しなども実施し、諸経費圧縮を図った。

事業別の売上状況は、音楽事業は3月に音楽・映像ソフトの強力新譜商品の影響などで目標金額を上回るなど好調に推移したが、4月からの邦楽ジャンルでの極端な新譜作品不足により売上高は低迷。楽器部門も同期後半に回復の兆しを見せたものの、売上全体の回復には至らず、音楽事業売上高は86億5000万円だった。

書籍事業の売上高は3億2600万円で、不動産賃貸によるその他の売上高が200万円。利益面では、販売費・一般管理費の削減に努めたが売上高の減少を補うまでにはならなかった。さらに、店舗の改装に伴う固定資産除却損400万円が発生する一方、貸倒引当金戻入額200万円が発生した。

通期は売上高386億3500万円(5.1%減)、営業利益1000万円、経常損失1億6100万円、当期損失2億9900万円を見込んでいる。

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