流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





丸和/第2四半期の売上高4.4%減、当期損失4億円

2009年09月04日 / 決算

丸和が9月4日に発表した2010年1月期第2四半期決算によると、売上高は188億4700万円(前年同期比4.4%減)、営業損失1億9600万円(前期は1億3300万円の営業損失)、経常損失3億3600万円(3億100万円の経常損失)、当期損失4億900万円(1億4700万円の当期損失)となった。

丸和は3月17日にユアーズからの第三者割当増資を実施し、中国・九州地区にまたがる食品スーパー連合として競争力強化を推進している。営業面では、地域顧客の生活防衛意識の高まりなどを反映し「食卓応援価宣言」を展開。節約志向への対応強化として商品価格を見直すなどの取組を行った。

売上の減少は持ち帰り寿司事業の再構築による店舗閉鎖の影響、営業ドミナント地区とされる山口・福岡両県の集中豪雨の影響としている。

利益面では、売上減に対し棚卸事務経費などを削減するコストコントロールを実施。一部の遊休不動産を売却したほか、一部店舗で固定資産の減損処理を行い、特別損失が発生した。

事業別の売上状況は、スーパーマーケット事業が売上高180億8600万円、営業利益6300万円。外食事業は売上高6億4300万円、営業損失7800万円。その他事業は売上高1億1600万円、営業損失2800万円となっている。

今後、事業構造改革を行い、アドバイザー、不動産鑑定士など外部の専門家と協業し、エリアドミナント戦略の見直しを軸に付随する不動産賃貸借契約、光熱費などの固定費を総合的に検討。店舗利益の極大化を目指して9月4日から3か月間を目途に企画・推進する。

通期は売上高400億円(0.7%減)、営業利益3億6000万円、経常利益1億7000万円、当期利益3億6000万円を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧