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日本トイザらス/在庫適正化で総利益率は改善も営業損失34億5600万円

2008年12月04日 / 決算

日本トイザらスが12月4日に発表した2009年1月期第3四半期決算によると、売上高は1142億3600万円(前期比6.4%増)、営業損失34億5600万円(前期は25億8700万円の営業損失)、経常損失35億3600万円(24億8800万円の経常損失)、当期損失37億6900万円(24億6600万円の当期損失)と前期より赤字幅が拡大した。

丸亀店、鹿児島店など計11店舗をトイザらス・ベビーザらスの併設型店舗としてリニューアル。また、荒川沖店、つくば店を開店し、トイザらス131店舗、ベビーザらス20店舗、併設型店舗16店舗の計167店舗体制となった。営業状況では、ベビー用品が460億4700万円(6.8%増)、スポーツ用品・自転車は102億8100万円(8.0%増)と増加したが、ゲームなどエンタテインメントが251億1000万円(27.1%減)の大幅減となったため、ベビー用品などの好調さが相殺された形となった。

利益面では在庫の適正化と在庫管理の強化で、売上総利益率は31.3%と1.8ポイント改善。販売費・一般管理費は広告宣伝への集中投下を行ったため、391億7000万円(1.7%増)と増加。さらに、日本マクドナルドとの訴訟和解で契約解除和解金が15億100万円発生し、これを特別損失に計上。当期利益に大きく影響した。

通期の見通しに変更はなく、売上高1890億円(1.2%減)、営業利益33億円(21.9%増)、経常利益30億5000万円(4.6%増)、当期利益1000万円(96.2%増)と利益面での回復を期待している。

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