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東京デリカ/3月期の売上高1.7%増、営業利益は8.5%減

2009年05月08日 / 決算

東京デリカが5月8日発表した2009年3月期の連結業績によると、売上高366億7800万円(前年同期比1.7%増)、営業利益19億1100万円(8.5%減)、経常利益18億6600万円(10.2%減)、当期利益8億7300万円(6.2%減)となった。

小売部門は、モール型ショッピングセンターを中心に、49店舗の新規出店を行なった。地域別内訳は、北海道・東北地区に5店舗、関東地区に18店舗、中部地区に7店舗、近畿地区に4店舗、中国・四国地区に9店舗、九州地区に6店舗。

また、既存店の活性化のため、27店舗の店舗改装を実施し、ショップブランドの刷新や取扱商品の再構築、店舗の大型化などによるショップイメージの一新、売上高の伸長を図った。一方、不採算店の退店を押し進め、期中の退店は21店舗となった。期末店舗数は495店舗となった。

ショップブランドでは、メンズバッグを中心としたブランドセレクトショップの「SAC’SBAR」、「GRANSAC’S」、レディースバッグを中心としたブランドセレクトショップの「AMA」、バッグとアクセサリー・雑貨の複合店舗である「LAPAXWORLD」を主力として出店した。メンズバッグ取扱い店舗の「GIGASTA」、「VERSIONY」などを新業態として出店した。

品種別の売上の状況では、メンズ・トラベルバッグは売上点数、単価がともに前年実績を上回ったため、高い伸び率を維持。ハンドバッグは売上点数が増加したものの、単価ダウンにより微増。インポートバッグは、低価格帯のブランド商品の売れ行きが好調なため、単価は大幅に下落したものの、売上点数の増加が大きく、微増に転じた。

カジュアルバッグは売上点数の減少により、売上がやや低下。財布・雑貨類は、財布類は単価上昇が売上点数の減少をカバーし、売上はやや増加したが、アクセサリーを中心とした雑貨類は単価が上昇したものの、売上点数の低下が大きく、売上がやや低調に推移したため、全体として売上は微減となった。

小売部門全体では、売上は低調に推移し、粗利益率は、仕入先との取引条件改善効果、高値入商品・オリジナル商品の拡充などにより、値入率が改善され、商品粗利益率は各品種で向上した。

次期の見通しは、商業施設の新設計画などを基に、新規出店33店舗を見込み、期中退店15店舗を見込んでいる。既存店売上は前年対比96%、商品粗利益率は0.3%ポイントの向上、販売費・一般管理費率は0.2%ポイントの増加を見込む。

2010年3月期の業績予想は、売上高371億4200万円、営業利益19億5300万円、経常利益19億3100万円、当期利益9億1600万円を見込む。

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