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西松屋チェーン/特別損失で当期利益36.8%減

2008年10月06日 / 決算

西松屋チェーンが10月1日に発表した2009年2月期(2008年2月~8月)中間決算によると、売上高は563億2400万円(前年比6.4%増)、経常利益は42億5000万円(8.4%減)となり、当期利益については、「棚卸資産の評価に関する会計基準」適用初年度に発生する、期首時点での簿価切下げ額12億100万円を特別損失に計上したため、16億7700万円(36.8%減)と減益となった。

商品別には、マタニティ用品や新生児衣料、ベビーアウトウェア、大型育児用品がやや不振となったが、子ども衣料やパジャマ、肌着などは順調に推移し、一部で不振の新規店舗があったものの、既存店と新規店はほぼ計画通りに推移した。

利益面では、為替レートの円高による仕入れ原価の低減効果と直輸入を含めた利益率の高いプライベートブランド商品の拡大などのプラス要因はあったものの、育児消耗雑貨や衛生用品におけるナショナルブランド商品で荒利率が低下したことや、衣料品の値下げロスの増加に加え、「棚卸資産の評価に関する会計基準」を当期期間中より適用した影響などから、前年の売上総利益率を0.9%下回る結果となった。

販売費と一般管理費については、プロジェクトチームを中心に店舗作業の省力化や合理化に取り組み、人件費をはじめとするコストのコントロールに努めた。

新規出店については、20店舗を新たに出店し、全国のドミナントエリア化を進めた。当期期末の店舗総数は625店舗。

通期の見通しでは、直輸入を含むプライベートブランド商品の拡大を進めるとともに、スクールサイズの低価格商品の拡大を着実に進め、出店についてもドミナント出店を継続して行うため、売上高は1181億2200万円、経常利益は107億8900万円、当期利益は54億7300万円。

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