流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





フェリシモ/3~8月の営業利益は88.5%減

2010年10月06日 / 決算

フェリシモが10月6日に発表した2011年2月期第2四半期業績によると、売上高は220億4800万円(前年同期比7.1%減)、営業利益1億900万円(88.5%減)、経常利益1億8700万円(81.1%減)、当期利益6700万円(81.0%減)となった。

参画型コンテンツの充実や、モバイルへの誘導を目的とした販売促進を行った結果、Web・モバイルからの受注率は54.4%(前年同月比2.6ポイント増)となった。

顧客の購入単価については、衣料品の購入顧客の拡大を目的とした「ファッションキャンペーン」等の単価向上策を実施したが、顧客の買い控え、低価格商品へのシフトにより商品単価が低下したことで、一人当たりの購入単価は前年同期比で低下した。

ファッションキャンペーンなどによる値引が前年同期より多かったことで、売上原価率が上昇し、返品調整引当金繰入額と戻入額調整後の売上総利益は115億4300万円(8.3%減)となった。

売上高を品目別にみると、服飾・服飾雑貨分野では、今後の成長市場と位置づけた40代の女性向けファッションカタログ「andMyera(アンドマイラ)」は引き続き好調を維持しており前年同期に比べて売上高を伸ばしたが、全体では婦人衣料品・こども衣料品・身の回り品等の売上げが減少した。

生活関連分野においては、長期予約・お届け型商品の受注が好調だったことと、環境配慮型生活用品を扱った「ecolor(エコラ)」が売上高を伸ばしたことで、生活関連全体では前年同期を上回った。

販売費・一般管理費については、広告費と配送関連費用は前年同期より減少したが、情報システムの入替えや新規稼動にともなう設備費は増加した。販売費・一般管理費は114億3300万円(1.8%減)となった。税金等調整前四半期純利益は1億6700万円(76.1%減)だった。

通期の業績予想は、売上高471億500万円、営業利益7億2800万円、経常利益8億7900万円、当期利益4億1000万円の見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧