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ロイヤルHD/1月~3月の当期損失33億円

2011年05月05日 / 決算

ロイヤルホールディングスが5月2日に発表した2011年12月期の第1四半期決算は、売上高253億6100万円(前年同期比3.9%減)、営業損失1億800万円(前年同期は2億7000万円の利益)、経常損失1億8700万円(前年同期は2億2300万円の利益)、当期損失33億400万円(前年同期は2億6300万円の利益)と赤字となった。
震災の影響により、宮城県や福島県などの被災地において最大で64店舗が営業休止したが、第1四半期末においては仙台空港内の店舗等8店舗を除き、営業を再開した。
しかし、震災の影響は大きく、被災地店舗の一時営業休止や計画停電による首都圏店舗の営業時間短縮、消費者の外食頻度が低下し、来客数が減少したことで減収になるとともに、営業損失、経常損失となった。
また、特別損失として資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額25億4000万円と、震災による資産の滅失損失と原状回復費用等1億7000万円、災害による操業・営業休止期間中の固定費等1億2400万円、計2億9500万円を災害による損失として計上したため、当期損失は、33億400万円となった。
外食事業は、てんや3店舗、シェーキーズ1店舗を東京都内に出店し、Rose Bakeryを日本国内1号店として東京丸の内に出店するなど、新規に6店舗を出店した。
ロイヤルホストは、分煙化を推進する次世代モデルへの改装を行い、28店舗を改装した。
外食事業の売上高は130億8200万円、経常利益は1700万円だった。
コントラクト事業は、空港ターミナルビル、高速道路サービスエリア、大型商業施設、オフィスビル、介護施設、百貨店、ゴルフ場等に多種多様な飲食業態を展開し、エキュート上野内に2店舗を開業するなど計4店舗を出店し、売上高65億1800万円、経常利益は2億7300万円となった。
通期見通しは、震災による影響を算定中であり、現時点では未定としている。

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