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ユニクロ/9月~5月は国内不調で売上高1%減、営業利益15%減

2011年07月14日 / 決算

ファーストリテイリングが7月14日に発表した2011年8月期第3四半期決算によると、売上高6520億2300万円(前年同期比1.1%減)、営業利益1045億7200万円(15.3%減)、経常利益996億9200万円(16.2%減)、当期利益534億100万円(20.5%減)となった。
国内ユニクロ事業の営業利益が減益になったため減収減益となった。震災や4月、5月の低温の影響で国内ユニクロ事業の既存店売上高は前年同期比で減収、また、春物の売価変更が増えたこと、綿花を中心に素材価格が高騰した影響により粗利益率も前年同期比で低下した。一方、海外ユニクロ事業の業績は好調に推移し、増益基調が続いている。
国内ユニクロ事業では、グローバル旗艦店、大型店の出店を順次進めた。2010年10月に、日本初のグローバル旗艦店となる「ユニクロ心斎橋店」をオープンした他、東京、大阪などの都心部への大型店の出店を進めた。
2011年3月には「ユニクロ大丸梅田店」、4月には「ユニクロ立川高島屋店」といった百貨店立地にも大型店を出店した。期末店舗数は842店舗(フランチャイズ店21店舗含む)、うち大型店は128店舗となった。
商品開発では、素材メーカーとの開発体制をさらに強化し、秋冬シーズンには、ヒートテック、ウルトラライトダウンなどを、また春夏シーズンにはサラファイン、シルキードライ、ブラトップ、スタイルアップインナーといった機能性が高い商品を開発し、需要を拡大した。
当期におけるヒートテックの販売数量は7000万枚(海外ユニクロにおける販売数量を含む)、夏の機能性インナー(サラファイン、シルキードライ、スタイルアップインナー)は3600万枚と、前年比で大幅に増加した。
通期は売上高8360億円(2.6%増)、営業利益1215億円(8.2%減)、経常利益1165億円(5.8%減)、当期利益600億円(2.7%減)の見通し。

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