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ファーストリテイリング/9月~2月の売上高24.3%増、海外は77%増

2014年04月10日 / 決算

ファーストリテイリングが4月10日に発表した2014年8月期第2四半期決算は、売上高7643億4900万円(前年同期比24.3%増)、営業利益1032億400万円(6.8%増)、経常利益1075億8400万円(0.2%減)、当期利益645億5700万円(1.4%減)となった。

国内ユニクロ事業の売上高は4055億円(4.7%増)、営業利益は702億円(1.8%増)と増収増益となった。スクラップ&ビルドによる店舗の大型化で1店舗当たりの売上高が増加した。

収益面では、売上高総利益率が前年同期比0.8ポイント改善した一方で、売上高販管費比率は同1.3ポイント上昇した。パート・アルバイトなどの店舗人件費が増加したこと、広告宣伝費が増えたこと、定番商品の在庫を積み増したことにより、物流費・倉庫費が増加した。

海外ユニクロ事業の売上高は2320億円(77.6%増)、営業利益は280億円(75.1%増)と、計画を上回る大幅な増収増益となった。

グレーターチャイナ(中国・香港・台湾)、韓国、米国、欧州の業績が計画を上回った。東南アジア地区についても、計画通り順調な業績を達成した。2月末の海外ユニクロ事業全体の店舗数は、175店増加し、534店まで拡大した。

グレーターチャイナにおける同期間の業績は、計画を上回る大幅な増収増益。この半年間で46店を出店(1店閉店)し、2月末店舗数は325店となった。

2013年9月には上海にユニクロ最大の売場面積(約2000坪)を誇るグローバル旗艦店の上海店をオープンし、中国におけるユニクロのブランド認知をさらに高めた。韓国も冬のコア商品の販売が好調で、計画を上回る大幅な増収増益。13店を出店(2店閉店)し、2月末の店舗数は116店となった。

米国は、グローバル旗艦店のNY5番街店をはじめとするニューヨークの3店が2桁増収と好調だったことに加え、この秋にショッピングモールにオープンした10店も順調に推移したことで、赤字幅が前年同期比で大幅に縮小した。

欧州も既存店売上高が二桁増と好調に推移した。4月11日にドイツ1号店(グローバル旗艦店)をベルリンに、4月16日にオーストラリア1号店をメルボルンにオープン予定。

通期は、売上高1兆3700億円、営業利益1455億円、経常利益1495億円、当期利益880億円の見通し。

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