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イオン/利益予想を下方修正、当期利益350億円に

2015年03月23日 / 決算

イオンは3月23日、2015年2月期連結業績予想の修正を発表した。

売上高7兆円(前回予想比0.0%)、営業利益1400億円(30.0%~33.3%減)、経常利益1500億円(25.0%~28.6%減)、当期利益350億円(27.1%減)となった。

政府の景気対策効果や円安進行に伴う企業業績の改善が見られるなど、国内経済は緩やかな回復基調となったが、個人消費については消費税増税や物価上昇等を背景に生活必需品に対するお客の節約志向が強まるなど、小売業にとって厳しい環境となった。

GMS事業では、イオンリテールが消費税増税後の価格政策や夏場の天候要因等の影響により、衣料品、食品を中心に売上高・荒利益高が計画を下回り、営業黒字を確保したが減益となる見通しとなった。

通期で連結となったダイエーも売上高・荒利益高がともに計画を下回り、GMS事業の営業利益は期初に公表した計画を下回る見通しとなった。

SM・DS・小型店事業も、厳しい消費環境と業態を超えた競争等の影響により事業全体では営業利益が計画を下回る見通しだ。

一方、これまで自社が進めてきたグループ構造改革で培った事業ポートフォリオ構造が奏功して、キャッシング事業や海外事業などが好調に推移する総合金融事業や、出店した新店や大型活性化が寄与したディベロッパー事業、ドラッグ・ファーマシー事業やサービス・専門店事業、中国事業等の業績は営業増益となる見通しで、連結業績に寄与した。

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