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ABCマート/2月期は売上高13.6%増、営業利益16.2%増

2015年04月08日 / 決算

エービーシー・マートが4月8日に発表した2015年2月期決算は、売上高2135億8400万円(前年同期比13.6%増)、営業利益396億5100万円(16.2%増)、経常利益404億500万円(16.1%増)、当期利益243億7300万円(21.9%増)となった。

新たな販売戦略としては、インターネットを活用したオムニチャネルを構築し、実店舗におけるネット販売や、自社通信販売サイトにおける実店舗での受取りを可能とした予約販売にも着手した。

ブーツの販売と修理の専門店「STUMP TOWN(スタンプタウン)」を渋谷にオープンし、皮革製ブーツの修理を自社で行うことを始めた。

店舗展開では、好立地への移転・増床を伴う改装を中心とした既存店の強化や新業態の開発を進めた。レディースの新業態店舗として、セレクト系ストア「Charlotte(シャルロット)」を2店、新宿と渋谷に出店した。

従来の「ABC-MART」とは異なる業態で、都心部駅周辺のファッションビルにポップアップストアの出店を試みた。42店を出店し7店を閉店し、期末時点の国内店舗数は784店となった。

次期の見通しでは、地域ごと店舗業態ごとに、より細かな消費性向を探りながら消費の喚起を進め、スケールメリットを最大限に活かし、あらゆる面でのコスト改善に努めるなど、収益力の維持・改善を図る。

出店は、国内で約60店舗、海外では20店舗強の出店を計画し、立地特性に見合った商品構成、店舗の業態開発を行う。

都心部のファッションビルや百貨店への出店を積極的に行うとともに、都市部を中心に既存店の大規模改装、好立地への移転・増床投資も積極的に行い、売上高2295億円(7.5%増)、営業利益407億5000万円(2.8%増)、経常利益414億円(2.5%増)、当期利益258億1000万円(5.9%増)のを見込んでいる。

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