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SAS Institute Inc./2009年の小売業向け売上高は12%増

2010年01月27日 / IT・システム決算海外

SAS Institute Inc.は1月21日、2009年度の世界での売上高が23億1000万米ドル(前年比2.2%増)と過去最高になったと発表した。ジム・グッドナイトSAS CEOはこれに関連し、「2009年度も成長を継続できたことは、顧客との長期的な関係と研究開発を重視し、投資を続けてきたことの結果だ」と述べた。

SASのソフトウェア売上は3.3%増となったほか、2009年度は2008年度から継続して、顧客分析、リスク管理の分野が堅調に推移した。最も成長したソリューションは、アナリティクス、顧客管理・マーケティング分析ソリューションなどだった。

業種別では官公庁、小売業などでの成長率が最高を記録。小売業への売上は12%増と伸長した。グッドナイトCEOは、「小売業での2桁成長は、とりわけ注目に値する。SASは、地方や地域、店舗レベルでの顧客の購買嗜好を考慮に入れた商品の価格設定や在庫管理を支援するソリューションを提供している」とコメントした。

地域別の売上では、南北アメリカが44%、ヨーロッパ・中東・アフリカが45%、アジア・太平洋が11%。SASが事業を展開する120か国中、83%でソフトウェア売上が拡大している。

今後は、SAS Business Analytics Frameworkに基づくソリューションの提供を継続し、リスク管理ソリューションによるコストの削減、顧客管理・マーケティング分析ソリューションによる収益拡大などを支援するとしている。

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