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経済産業省/プラズマテレビ、乾燥機もリサイクル対象に

2008年09月25日 / 商品

経済産業省は9月22日、「特定家庭用機器の品目追加・再商品化等基準に関する報告書」を取りまとめた。

報告書では合同審議が行われた背景として、液晶テレビ・プラズマテレビと衣類乾燥機の普及が急速化していることを挙げている。家電リサイクル法はエアコン、冷蔵庫、ブラウン管テレビ、洗濯機をリサイクル対象としているが、これらの品目の普及状況を踏まえ、対象品目として追加すべきとした。

また、家電リサイクル法の施行状況がおおむね上昇傾向にあること、プラントメーカーの各種リサイクル技術が向上していることも併記している。

この観点に立脚して、液晶テレビ・プラズマテレビは、リサイクルが困難なパネル部分を除き対象品目に加え、廃棄分の50%を回収・再商品化すべきとした。また衣類乾燥機は、洗濯機と同一のカテゴリーと見なし回収・リサイクルを進めるべきであるとした。

さらに、現行のリサイクル対象品目であるエアコンの回収・再商品化率を60%から70%へ、冷蔵庫は50%から60%へ、洗濯機は50%から65%へそれぞれ引き上げるべきとした。ただしブラウン管テレビは86%と基準値よりも高い回収・再商品化が達成されているため、現行の努力を続けるべきとした。一方で、ブラウン管を破砕処理して発生するガラスカレットの需要が鈍化していることを受け、ブラウン管以外のリサイクル用途を開拓する必要があるとしている。

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