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コープかながわ/とんかつを「かつ重」「かつ丼」に転用、他店でも発覚

2010年05月08日 / 商品

生活協同組合コープかながわは5月7日、ハーモス荏田店でとんかつとして供給予定のカツを「かつ重」・「かつ丼」として転用していたと発表した。

さらに、コープ神奈川が加入しているユーコープ事業連合は5月8日、総菜を店内調理を行っている店舗を調査した結果、コープかながわの2店舗(桜台店、竹山店)、コープしずおかの3店舗(髙洲店、水道店、城北店)において、当日処分すべき原料を翌日の3月29日に油で揚げ「ロースカツ」として提供していたと発表した。

このことを受け、5月8日より総菜の店内調理を行っている62店舗(コープかながわ、コープしずおか、市民生協やまなし)の総菜コーナーは、当面、営業自粛を行っている。

社内調査によると、4月24日にハーモス荏田で「かつ重」購入した顧客から「酸っぱい」という申し出があり、現品を回収し商品検査センターと公的検査機関での検査行った結果、ハーモス荏田が「かつ重」・「かつ丼」に使用したカツは、冷蔵状態で3月28日に入荷し、「とんかつ」として供給する予定だったものの、予定通り供給出来なかったカツ330枚を冷凍保管して使用していたことがわかった。

コープのルールでは、供給出来なかった商品は廃棄することとなっており、ルール違反で、3月29日から4月24日までに冷凍したカツ250枚分が「かつ重」・「かつ丼」に提供したことを確認した。

現在、「かつ重」・「かつ丼」を購入した方を特定し、直接おわびと説明しているという。

なお、該当2品の商品には一括表示(原材料などの表示)がなく、食品衛生法違反にもなる。

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