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イケア/キッチンシステム一新、販売目標2倍

2015年06月16日 / トピックス商品

イケア・ジャパンは6月15日、20年ぶりの完全リニューアルとなる新キッチンシステム「METOD(メトード)」の販売を開始した。

これまで販売していた「FAKTUM」を一新するもの。これまでの既成概念を破り、理想のキッチンを実現させるシステムとして、ブロック方式を採用し、キャビネット、引き出し、ドア、オーガナイザーを何千通りにも組み合わせることができるキッチンシステムとした。

各ユニットを組み合わせることで、部屋のサイズや形に関わらず、空間を最大限に利用できるキッチンが設置できるのが特徴。価格は組み合わせで異なるが、7.5畳の部屋で設置する場合、キッチンシステム税込41万8090円、キッチン設置費用17万5580円など、さまざまな部屋にあわせた提案を用意する。

<メトードの一例>
メトードの一例

イケアは年間で約130万台のキッチンシステムを販売する世界最大のキッチンメーカーとしての顔も持つ。日本では、キッチンはまだ育成商品の位置づけだが、「メトード」の導入により、2年間で2倍の販売数量を目指す。

今回は、「Me My Kitchen My Way(私の意見を取り入れた、私らしいスタイルのキッチン)」をテーマに商品を開発。どんな空間でも、どんなスタイルでも、どんなサイズでも、それを実現できる商品を目指した。

<20cmを基準にユニットを組み合わせ>
20cmを基準にユニットを組み合わせ

これまでは32mmを基準に商品を設計していたため、端数が生じ、全体のシステム設計が素人では難しかったが、今回は20cmを基準単位に採用。単純にキッチン全体の大きさが分かるようにした。

日本のキッチンでは、幅2m55cmが一つの標準となるため、日本限定のサイズとして15cm、75cm、90cmの3サイズのユニットを用意した。

<限られた空間ですごす人が増加>
限られた空間ですごす人が増加

現在、世界中で都市へ人口集中が発生し、人口密度が高くなり、限られた空間で生活する人が増えている。よりよいものへお金を使うことや、長く使えてリサイクルできる商品を求める傾向は世界で共通している。これらの要素も商品開発に生かした。

<トラディショナルをテーマとしたキッチンの一例>
トラディショナルをテーマとしたキッチンの一例

キッチン、ダイニング、リビングを区切るのではなく、一つの空間で、キッチン、ダイニング、リビングを一体としてデザインする部屋が増えたことに対応。キッチンであっても、部屋の家具と調和するデザインを採用することで、空間としての一体感を演出するという。

<引き出し内にLED照明を設置>
引き出し内にLED照明を設置

新たな取り組みとして、小物を収納する引き出しにLED照明を付け、調理作業などに必要な明かりを確保することで、キッチン全体の照明演出をしやすくした。

<引き出しの中に、引きだしを設置>
引き出しの中に、引きだしを設置

引き出しの中に、引き出しをつけることで、多段の収納であっても、見た目は一枚板の天板ですっきりとしたデザインを見せる工夫も加えた。

<引き出し内の収納も提案>
引き出し内の収納も提案

メトードの発売にあたり6月20日~25日、原宿の「MOSHI MOSHI BOX」2階で「IKEA METOD GALLERY」を開催。キッチンを展示するほか、週末の20日、21日、27日、28日には、料理研究家の島本美由紀さんによるトークショーを開催する。

■METOD(メトード)
http://www.ikea.com/jp/ja/catalog/categories/departments/kitchen/

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