食品主要195社/7月の値上げは2105品目、平均値上げ率は15%

2025年06月30日 13:45 / 商品

帝国データバンクが6月30日に発表した家庭用を中心とした飲食料品値上げは、7月は2105品目に及び、1回あたりの値上げ率平均は15%となる。

<月別値上げ品目数の推移>
月別値上げ品目数の推移

同社では主要食品メーカー195社の値上げ動向や見通しについて分析。それによると、前年7月(418品目)に比べて1687品目増(403.6%増)と急増し、単月の値上げ品目数としては3カ月ぶりに2000品目を突破。

1月以降7カ月連続で前年同月を上回り、連続増加期間としては記録的な値上げラッシュとなった2023年2~7月を上回り、2022年の統計開始以降で最長を更新した。

2025年7月の値上げを食品分野別に集計すると、カレールウなどの香辛料や、だし製品などを中心とした「調味料」(1445品目)が最多となった。

「菓子」(196品目)は、2025年3月以来4カ月ぶりに単月で100品目を上回り、チョコレートやガム、ポテトチップスなど広範囲にわたるほか、一部で内容量変更を伴う値上げもあった。「加工食品」(117品目)では、引き続き米の価格高騰の影響による米飯製品や、パスタソースといった製品が対象となった。

値上げ要因では、原材料の価格高騰に加え、光熱費の上昇による生産コスト増、人手不足による労務費の上昇、物流費の上昇などが複合的に重なった。

食品主要195社/6月1932品目値上げ、年間2万品目超えも

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