しまむら 決算/3~5月増収増益、「ヘビロテ」などPB新企画が好調
2025年06月30日 16:03 / 決算
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しまむらが6月30日に発表した2026年2月期第1四半期決算によると、売上高1683億6900万円(前年同期比2.4%増)、営業利益153億1100万円(5.0%増)、経常利益158億1200万円(4.3%増)、親会社に帰属する当期利益108億200万円(3.5%増)となった。
主力のしまむら事業の売上高は前年同期比1.7%増の1219億2300万円。
商品力の強化として、自社開発ブランド(以下:PB)、サプライヤーとの共同開発ブランド(Joint Development Brand、以下:JB)の品ぞろえを拡充した。
PBでは、累計販売枚数1億1500万枚を達成した「FIBER DRY(ファイバードライ)」が堅調に推移。また、長く使えるシリーズの「ヘビロテ」、家族のくらしをラクにするシリーズの「ラクっと!」、日常から特別なシーンまでどこでも活躍するシリーズの「どこでもっと!」など、昨年にはなかった新企画が売り上げの底上げにつながった。
店舗数は5月末までに2店舗を開設、2店舗を閉店し、1416店舗。
アベイル事業の売上高は5.3%増の172億5600万円。
JBを中心としたトレンド提案を推進するとともに、人気急上昇のギャルファッションを素早く展開することで、幅広いターゲット層を取り込んだ。
キャラクター商品は、人気キャラクターの誕生日を祝う企画や映画コラボなどの施策に加え、ラインロビングにより品ぞろえを拡充した。販売力の強化では、5月の大型連休における重点催事において、4月27日の単日売上高が過去最高を記録したという。
店舗数は出退店ともになく、5月末で316店舗。
バースデイ事業の売上高は2.3%増の224億6400万円。
主力のJBやPBに加え、キャラクター商品や入園・入学向けのオケージョン商品など、多彩な商品展開を通じて、幅広いターゲット層を取り込んだ。
店舗数は出退店ともになく、5月末で336店舗。
シャンブル事業の売上高は6.6%増の44億円。
販売力の強化では、前年度から順次拡大している2024年型レイアウトの店舗の売り上げが好調だったことに加え、オンラインストアの活用を推進している。
店舗数は出退店ともになく、5月末で123店舗。
ディバロ事業の売上高は9.1%増の2億6100万円。
トレンド商品の「立ったまま履ける靴」が好調に推移。また、春休みや5月の大型連休に伴う外出需要に合わせた防水仕様のスニーカーや幅広サイズのシューズの販売が好調だった。
1店舗を開設し、5月末で17店舗。
また、台湾事業の売上高は9.1%増の20億6300万円。
20代から60代の女性とその家族をターゲットとした総合衣料の専門店として、オリジナル商品やラインロビングによる商品の拡充を図った。
店舗数は、1店舗閉店し、43店舗となった。
通期は、売上高6926億4000万円(4.1%増)、営業利益606億9000万円(2.4%増)、経常利益619億9000万円(2.3%増)、親会社に帰属する当期利益428億5800万円(2.3%増)を見込んでいる。
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