流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





イケア/レストランメニューをヘルシー志向に

2015年08月26日 / トピックス商品

  • 関連キーワード
  • ikea

イケア・ジャパンは8月27日から、各店舗の「イケアレストラン&カフェ」の提供メニューをより健康を意識したメニューを中心に約10%増やす。

<新規メニューのベジボール>
新規メニューのベジボール

新たに、動物性商品を一切使用せず、グルテンや大豆、ナッツ類、ラクトースなどのアレルギー物質も含まない「ベジボール」(10個税込499円)、グルテンフリー、ラクトースフリーの「チキンミートボール」(10個599円)を販売する。

世界的に、より低カロリーで健康的な食事を求める人が増えていることに対応した施策で、レストランでも家具と同様に、人々にライフスタイルにあった提案をする。

イケアは現在、28か国に300店以上の店舗を展開しており、レストランの看板メニューの「スウェーデン・ミートボール」(10個599円)は、毎日、世界で290万個を販売している。

「スウェーデン・ミートボール」はイケアの低価格とスウェーデンの食文化を伝える象徴的な商品のため、ラインナップを拡大した。

<従来品とのカロリー比較>
従来品とのカロリー比較

100gあたりのカロリーは、スウェーデンミートボールは250カロリーだが、ベジボールは148カロリー、チキンミートボールは126カロリーで、より健康志向に対応する。

商品を販売するまでにかかる二酸化炭素の排出量を1kgあたりで比較すると、スウェーデンミートボールは12CO2E/kg、チキンミートボールは2CO2E/kg、ベジボールは0.6CO2E/kgで、二酸化炭素の排出量も削減。地球環境にも優しい商品とした。

イケアの店舗では、スウェーデンの食材やレストランなどで使用している食材を販売する「スウェーデンフードマーケット」を配置している。今回の新商品も「スウェーデンフードマーケット」で販売するため、家庭でも、より健康的な食事を楽しめる。

<フローズンヨーグルト>
フローズンヨーグルト

店舗のレジ前に配置している軽食コーナー「イケアビストロ」でもメニューを追加。通常のソフトクリームの半分のカロリーの低脂肪デザート「フローズンヨーグルト」(1個150円)を販売する。

<ノルディック炭酸水>
ノルディック炭酸水

「イケアレストラン&カフェ」「イケアビストロ」で提供するドリンクバー(120円)のメニューには通常の清涼飲料に比べて砂糖の使用料が半分以下で天然香料を使用した「ノルディック炭酸」を追加する。ラズベリー、洋ナシ、レモンの3種類のフレーバーを投入する予定だ。

「フローズンヨーグルト」と「ノルディック炭酸」は、現在、輸入・販売についての許可を申請中で、2016年8月末までには、日本市場で販売する計画だ。

<イケアのフード部門のメッセージ>
イケアのフード部門のメッセージ

これまで、イケアの飲食部門は、お腹が空いたお客が休憩する場であり、スウェーデンの伝統的な食文化を伝える場の位置づけだった。

メニューを拡大することで、お客それぞれのライフスタイルにあった食を提案する場としての機能を付加する。

これまでも朝食(300円)を開店から11時まで提供していたが、新たに11時30分~15時に昼食(400円)、16時~閉店まで夕食(500円)を販売する。

時間帯別のメニューも提供することで、よりお客の利便性を向上させる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧