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サッポロビール/新ジャンル「極ZERO」を「発泡酒」として再発売、酒税116億円追納の可能性

2014年06月04日 / 商品

サッポロビールは6月4日、「プリン体0.00」の機能系新ジャンルとして展開してきた「極ZERO」の販売を終了し、新たに発泡酒として7月15日に再発売すると発表した。

国税庁から「極ZERO」の税率適用区分に関連し、製造方法について情報提供を求められたことを受けた措置。同社は、当局の酒税法に関する法令解釈を確認し、現在、当局から要請された資料、データの自主検証を進めている。

サッポロビールは同日付リリースで、「極ZERO」が酒税法上、いわゆる新ジャンルに分類される「リキュール(発泡性)①」に該当するものと認識しているとの立場を示しているが、検証の結果、新ジャンルに該当しないとの結論に至った場合に備える。

新ジャンルとして販売している現行の「極ZERO」を5月下旬製造分をもって自主的にいったん終売し、「プリン体0.00」などのコアバリューを維持する形で製造方法を一部見直し、「発泡酒(麦芽使用率25%未満)」として再発売する。

同日、親会社のサッポロホールディングスは、「極ZERO」が「リキュール(発泡性)①」に該当しないとの結果に至った場合、サッポロビールにおいて、差額分の酒税約116億円を追加納付する必要が出てくる可能性があると発表している。

<現行「サッポロ 極ZERO」350ml>
現行「サッポロ 極ZERO」350ml

<新「サッポロ 極ZERO」350ml>
新「サッポロ 極ZERO」350ml

■新「サッポロ 極ZERO」の概要
商品名:「サッポロ 極ZERO(ゴクゼロ)」
容量:350ml、500ml
品目(税率適用区分):発泡酒(麦芽使用率25%未満)
アルコール分:4%
価格:オープン
発売日:7月15日
中味特長:「世界初の『プリン体0.00』『糖質0(ゼロ)』を達成しながら爽快な飲みごたえとすっきりした後味を実現」

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