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群馬県/アクリフーズ群馬工場に立入り調査

2013年12月31日 / 行政

群馬県の館林保健福祉事務所は12月30日、アクリフーズが製品の一部から殺虫剤(マラチオン)が検出されたため、自主回収を開始する旨の報告があり、立入り調査を実施した。

工場内で使用されている薬剤リストにはマラチオンは確認されず、苦情品の汚染が均一でないことから、通常の製造工程上で汚染された可能性は低いものと考えられる。

検出されたマラチオンは高濃度の汚染であり、原材料に由来するものとは考えられなかったため、群馬工場における製造工程上で汚染された可能性は低いと判断した。

マラチオンが当該製品に混入した原因究明に向けて、引き続き調査を行っていくとしている。

調査内容は、包材資材の保管状況について、製品により包材の製造メーカーが異なり、ライン毎に保管され、工場内で使用する薬剤には、マラチオンは含まれていないことを確認した。

薬剤の使用履歴の記録を適切に保管していた。

各製品によりラインが分離され、交差は認められない。

異臭苦情品の詳細は、ピザ11件(5製品)、フライ8件(5製品)、コロッケ1件の20件で、13都府県(不明1)で、そのうち、マラチオン検出されたもの9件(6都府県、不明1)。

苦情品における同一包装内の個々の製品について、検出濃度に差があり、均一ではなかった。

原材料のうち農産品について、定期的に残留農薬検査成績を確認する等により、安全を確認している。

品目毎にサンプリング頻度は5回/日で、苦情品に対応する保存サンプルから異味異臭が確認されたものはなかった。

製品保管倉庫は県外3か所あり、すべてのルートから苦情品が見られた。

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