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コープネット事業連合/宅配事業で音声一斉配信サービス導入

2009年07月28日 / IT・システム

エクスパダイト(東京都中央区)は7月28日、生活協同組合連合会コープネット事業連合(本部:さいたま市)が、宅配事業の顧客へのアフターフォローに、エクスパダイトの展開するプレミアグローバルサービスの音声一斉配信サービス「voiceREACH」を導入したと発表した。

voiceREACHは、音声のメッセージを、電話(固定・携帯)に自動で一斉配信するサービスで、あらかじめウェブ上で配信リストを登録すると、電話によるメッセージの録音と配信が可能になる。

コープネットの宅配事業では、商品の配達時に次回の注文書を預かるのが通例だが、連続して注文書を受け取っていない場合は、担当の配達員が通常業務の合間に電話し「利用促進」を図っていた。

しかし、1人の担当者がフォローする件数が月300件を超える場合もあるなど、担当者の作業負荷が増大。全顧客に連絡できず、注文の出し忘れが増えるなどの問題が発生していた。通常の代金引き落としができなかった組合員へ再振込みを依頼する利用代金案内でも、各配送センターの職員が直接電話をかけており、増大する業務が課題となっていた。

voiceREACHの導入後、コープネットでは利用促進や利用代金案内のため、それぞれ毎月1回メッセージを配信している。

利用者データからフォローアップ対象者を毎回抽出し、直接電話したいなどの特別な利用者を除いて、ことし3月に行った利用促進のための配信では、約3万9000件に一斉配信し、着信率は76.1%だった。これは、担当者の負荷や時間のロスがほぼ皆無で、直接電話していた従来と同等の効果という。

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