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ジーフット/日本インフォアの業績管理システム採用

2009年12月02日 / IT・システム

日本インフォア・グローバル・ソリューションズは12月2日、ジーフットが同社の予算管理システムにインフォアのパフォーマンス・マネージメント(業績管理)統合スイート・ソフトウェア「Infor PM (Performance Management) 10」を採用したと発表した。

ジーフットはことし2月にツルヤ靴店とニューステップが合併して誕生した企業。合併以前はそれぞれExcelベースで予算管理を行っていたが、合併により店舗数が大幅に増加し、予算編成業務が大量化・複雑化したため、Excelでの対応が困難になっていた。従来は予算修正の証跡が残されていなかったため、内部統制上の問題となる可能性も出ていた。

ジーフットは予算管理システムの一元化と効率化を図ることを目的に、複数の製品技術を比較・検討した結果、予算編成、分析・レポーティング、経営シミュレーションなど、予算管理に必要な機能が備わっている点などを評価し、「Infor PM 10」の採用を決定した。「Infor PM 10」を利用することで、自社内でシステムの保守・運用を行うことが可能となり、要件の追加や変更へのタイムリーな対応と継続的な改善が行えることも、採用の決め手となった。

ジーフットは、「Infor PM 10」を活用した予算管理システムを11月に本稼働させた。まずボトムアップによる予算収集・編成業務の効率化、レポート作成の効率化から着手し、2010年度以降は予算収集プロセスの高度化、シミュレーションの導入、配賦対応、レポーティング・分析の強化、経営ダッシュボードの構築なども順次行っていく予定だ。

現在は商品部やエリア・マネージャーまでを主な利用対象としており、将来的には店長レベルまで拡張した展開を計画している。

ジーフットへのシステム導入支援は、インフォアのサービス・パートナー企業であり、情報分析や意思決定支援システムの構築に実績のあるジールが担当し、8月中旬のプロジェクト開始から3か月弱で基本システム構築までを実現した。

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