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ネクスウェイ、ドリーム・アーツ/多店舗運営支援ポータルの最新版発表

2009年11月25日 / IT・システム

ネクスウェイとドリーム・アーツは11月25日、多店舗運営における本部と店舗間の情報共有とコミュニケーションを促進するSaaSソリューション「店舗matic(テンポマティック)」の最新版を発表した。

最新版では、店舗から他店の在庫状況の問合せや、店舗間で在庫を移動する業務を支援する「他店在庫の問合せ」業務アプリケーションを追加するなど、14の新機能を追加した。多店舗を展開している企業のニーズに適合した情報共有や業務フローの実現が可能となる。「店舗matic」の新機能は、11月27日に提供を開始する。

多店舗運営を行う多くの企業へのヒアリング調査の結果、店舗間のコミュニケーションがスムーズにいかないことで、商機を逃しているケースが多くみられることが判明した。例えば、他店への在庫の問合せを電子メールや掲示板で行った結果、情報が氾濫して埋もれてしまい、結局どの店舗からも回答が得られずに在庫を切らしてしまうといった事例が見られた。

「店舗matic」の最新版では、「他店在庫の問合せ」業務を円滑にする業務アプリケーションのひな型を提供する。「他店在庫の問合せ」アプリを活用すれば、在庫を確認したい商品の品番や個数をフォームに入力するだけで「問合せ票」が発行され、迅速に他店に通知することができる。各店舗から配信された「問合せ票」は、受信した店舗の「店舗matic」の画面最上部に掲示されるため、見
落とすことなく確実かつ効率的に伝達が可能になる。店舗で発行した「問合せ票」はデータベース化されるため、返答の有無や過去の履歴なども簡単に確認することができる。「問合せ票」はひな型から必要項目を選択するだけで柔軟に設定することができ、業態にあわせたアプリを構築することができる。

「店舗matic」は、実際の店舗で利用する顧客からの要望を反映して、SaaSならではの頻繁なバージョンアップを行い、使いやすく進化している。最新版では、他店在庫問合せ機能のほかにも、店舗の業務を効率化する14の新機能を追加・拡充している。

店舗へのアンケートの回答フォームをExcelで作成できる機能を拡充し、入力欄が自由に設定できるようになったほか、店舗ごとに見せたい行だけを表示させる機能も追加した。店舗へのアンケートの回答フォームを印刷できる機能を追加。印刷した回答フォームを、そのままチェックリストとして店頭での確認作業に活用することが可能。

基幹系システムと連携させ、売価変更など作業が発生するものを「店舗matic」に登録し、「店舗matic」上で作業の進捗を管理することができるようになった。物流システムからの店舗に商品が到着する予定日の自動配信や、販売管理システムからの売価変更指示の自動配信などに活用することができる。

「店舗matic」は、ドリーム・アーツがシステムの開発と運用を行い、ネクスウェイがサービスの提供・販売を担当している。サービス利用にあたっての初期費用は無料(オプションサービス無しの場合)。月額のサービス利用料は、店舗数により異なり、500店舗の場合は1店舗あたり4200円(税込)。今回の新機能の追加によるサービス利用料の変更はなく、同機能の利用に伴う追加料金も発生しない。

問い合わせ
ネクスウェイ 
TEL.0120-341890        
clp@nexway.co.jp

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