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ユーザックシステム/イオンと丸井に対応する流通BMS対応システム開発

2010年03月04日 / IT・システム

ユーザックシステムは4月1日、EDI統合パッケージ「EOS名人.NET」の新バージョンVer1.3を開発し、発売を開始する。

流通業界の新しいEDI である「流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)Ver1.3」に対応。

「EOS 名人.NET」は、すでに流通BMS基本形Ver1.1に対応しており、食品メーカーや卸などに数多くの導入実績がある。

新バージョンは、昨年10月末に公開された流通BMS基本形Ver1.3に対応したもので、今春から流通BMS基本形Ver1.3に順次移行すると表明したイオンリテールの8メッセージ(オンラインでやり取りするデータフォーマット)を含む、基本の9メッセージすべてをあらかじめセットして提供する。イオンと取引する企業にとって、短期間で安心して流通BMSによる新EDIの構築が可能となる。

EOS名人.NETは、標準化の維持・メンテナンスをおこなう「流通システム標準普及推進協議会(流通BMS協議会)」が定める流通BMS「基本形Ver1.3、JX手順クライアント」の技術仕様に適合宣言した製品。流通BMSのJX手順のほか、従来のEDIの手順であるJCAや全銀などの通信機能に加え、EDI業務で必要となるアプリケーションまでオールインワンで提供しているのが特徴。高機能なデータ変換機能によって、メッセージ変換や基幹システムとの連携も容易におこなえるため、汎用機などで運用しているレガシーEDIを低コストで再構築できる。

流通BMS基本形Ver1.3は、流通BMS協議会が使い勝手を考えて仕様を見直したもので、生鮮食品と加工食品、アパレルなど、これまで別のメッセージでのやり取りが必要だったものを、一つに統一した点が大きな特徴。これによって、流通業界における流通BMSの普及が拡大すると同社は見ている。

流通BMS協議会は流通業のEDI化を促進するため、百貨店とのEDIの業務プロセスやメッセージも標準化している。EOS名人.NETは百貨店メッセージも順次対応する計画で、まず丸井の19メッセージをあらかじめセットしたパッケージを5月1日に提供する予定だ。

問い合わせ
ユーザックシステム
東京本社
TEL03-3523-0808
meijin@usknet.co.jp

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