セブンイレブン/2026年度商品政策「自宅ごはん」を開拓、新たなニーズ掘り起こしへ

2026年03月17日 16:10 / 商品

セブン-イレブン・ジャパンは3月17日、2026年度の商品政策説明会を開いた。シーン別ではこれまでの外出先での即食に加えて「自宅ごはん」の領域に照準を当て新たな需要を開拓していく。

<羽石奈緒氏>
羽石奈緒氏

千葉市の「幕張メッセ」で行われた説明会では、取締役執行役員の羽石奈緒商品本部長が登壇。2026年度の商品政策として「多様化するニーズへの対応」を挙げ、シーンとターゲットをしっかりと定めた商品開発を行っていく。

「お客様がどのようなシーンで召し上がるのか、誰をターゲットとした商品なのかを明確にして、お客様の多様化するニーズに応えていくことでまだまだ売上は伸ばせると確信している」

強化するシーンとしてこれまで得意としてきた「外出先での即食」をベースにしつつ、新たに「日々の自宅ごはん」と「ワクワク消費」といった領域も狙う。

中でも「大きく狙って上乗せをしていきたい」(羽石氏)と意気込むのが「自宅ごはん」のシーンだ。例えばセブンプレミアムの「金のハンバーグ」や、若年層向けでは鍋で煮込むだけの冷凍商品「濃厚G系ラーメン」といった商品によって「セブンイレブンで夕飯を買うという習慣化の起点にしていく」(同)。

とはいえ、家での食事は主にスーパーマーケットが強い領域。セブンとしてもそこは踏まえた上で、少しずつ市場を開拓する構えのようだ。

「毎日スーパーへ買い物に行っていたのを、急にセブンで買ってもらうのはなかなか難しい。1年や2年じっくり時間をかけて、その市場を取っていきたい」(同)

もう1つの「ワクワク消費」については、シュークリームやプリン、チーズケーキなどのスイーツを強化していくほか、コンテンツやIPなど「推し活」向けの商品も拡充していく。

<パンをリニューアルする>
パンをリニューアルする

これまで強みとする「外出先での即食」についてもMDを見直す。3月末からパンを全面リニューアルして「クロワッサン ソーセージミートソース」(税込267円)を販売するほか、4月には若年層向けに「ずっしりデニッシュ りんご」(127円)を発売。さらにチルド弁当では5月から若年層向けに「旅するカフェごはん」シリーズを開始し、まずは「ガパオライス」(753円)を販売していく。

一方、ターゲットについては「若年・単身層」「共働き層」「シニア」「インバウンド」に絞って重点的に取り込んでいく。

「私たちは今まで50代を中心としたお客様に支持をいただいていたが、若者・単身層のお客様にも『セブンいいじゃん』と言ってもらえるような仕掛けをしていきたい。また、『自宅ごはん』のニーズを狙っていくには、共働き層でお困りのお客様もたくさんいらっしゃるため、私たちとしてはかゆいところに手が届くような商品開発をしていきたい」(羽石氏)

セブン-イレブンでは2025年度、初めて既存店の平均日版が70万円を超えた。一方で、客数は昨年7月以降前年割れが続く。これに対して羽石氏は地方での対応に課題を感じていると述べる。

「地方ではエリアによってニーズが全然違う中で、エリアに応じた対応策が非常に重要になっている。私たちとしては商品の習慣化を通じて来店頻度を高め、客数をしっかりと確保していきたい。ファンになっていただけるような施策を通して客数の課題に踏み込んでいく」

取材・執筆 比木暁

セブンイレブン 新商品/ボリューム感を追求「よくばりサンド」税別198円

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