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凸版印刷/流通業など向けネットワーク型デジタルサイネージ端末

2009年06月08日 / IT・システム

凸版印刷は6月8日、次世代ネットワーク型デジタルサイネージ端末を開発したと発表した。

ことし10月上旬にも、本端末の販売・設置とコンテンツ配信サービスをメーカーや流通事業者などに向けて開始する予定。

新製品は、広帯域な無線ネットワークを活用しており、リアルタイムに大容量・高精細なコンテンツの配信を実現、インタラクティブ機能も備えた次世代のデジタルサイネージ端末。

UQコミュニケーションズが提供する高速ワイヤレスインターネット「UQ WiMAX」を利用。コマーシャルをはじめとした動画や高精細な画像など大容量のコンテンツがリアルタイムに配信が可能。コンテンツの管理サーバを使って、顧客の配信スケジュールを一元管理、遠隔地から自動で表示情報の切り替えができるようになった。

これにより時間帯によって変わる特売情報や急なタイムセールの情報など売り場にあわせたコンテンツも柔軟に配信ができる。企業サイトをはじめとしたWEBサイトやネットワークに接続された他のディスプレイとの連動も可能で、更新情報を即時に反映させることができる。

インタラクティブ機能も備えており、顧客満足の向上と再来店の促進が期待できる。端末にFeliCaリーダ/ライタを接続することで、非接触カードのおサイフケータイをかざして来店ポイントを貯めたり、お得なクーポンを取得することができる。

タッチパネル方式を採用しており、気になる料理レシピを表示させ、買い物リストとあわせて携帯電話に送信したり、バーコードリーダと組み合わせ、商品のバーコードを読み取るだけで、詳細情報や関連情報が手に入れられる仕組みにするなど、商品訴求力を高めることも可能だ。

2009年度中に30社、1000台の採用、1億円の売上を目指す。3年後の2011年度には、流通・小売以外の用途展開も視野に入れ、200社、1万台の採用、関連機器やサービスも含め12億円の売上を目指す。

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