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大日本印刷/おサイフケータイに対応したポイント端末発売

2009年02月27日 / IT・システム

大日本印刷は2月27日、Felica対応携帯電話(おサイフケータイ)やFelicaカード、磁気カードに対応したポイント端末を3月2日に発売すると発表した。2006年から同社が販売している管理システムのASPサービス「POINTTACTiX(ポイントタクティクス)」の専用ポイント端末。

発売に先立ち、2008年11月から宮崎県延岡市の地域共通ポイントサービス「Pipit(ピピット)に採用されている。

新製品は、おサイフケータイとFeliCaカードの読み取りを行うリーダーとポイント入力・磁気カードの読み取りを行う端末を組み合わせたもの。フェリカネットワークスが提供するおサイフケータイ向けプラネットフォーム「ピットモット」に標準対応している。同様の機能を持つ製品の約半分の価格を実現。スタンドアロン型のため、店舗のPOSレジを改修することなく簡単に導入できる。ポイント端末と「ポイントタクティクス」は磁気カードにも対応しているので、おサイフケータイのないユーザーでも磁気カード取得によってシステム利用が可能だ。

「ポイントタクティクス」は、ポイントサービス運用に必要な機能をパッケージ化したASPサービス。店頭でのポイントの加算・減産ほか、パソコンや携帯電話から会員向けウェブサイトにアクセスして、ポイント残高・利用履歴の閲覧や、ポイント交換、キャンペーンへの応募、アンケートの回答などが可能。導入企業向け事務局メニューとして、メールマガジン配信のほか、CRMを効率よく実施するためのターゲット設定やRFM分析をはじめとする多様な分析機能を備えた会員管理ができる。

同社は、「ポイントタクティクス」で蓄積された顧客情報や購買情報を活用したデータベースマーケティングやチラシ、ダイレクトメール、店頭POPなどと組み合わせたキャンペーンの企画・提案をはじめとする総合的なサービスを提供している。「ポイントタクティクス」の導入実績は2月現在で350社を超えているという。

「ポイントタクティクス」利用料は、初期費用300万円(税抜き)から。月額費用は50万円(税抜き)からとなっている。費用は会員数などによって変動する。ポイント端末の価格は、50台注文の場合の単価は15万円(税抜き)。同社は、2009年度で10億円の売上を見込んでいる。

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