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富士通、山崎製パン/ビッグデータ活用に向け統合基幹システムを刷新

2013年05月07日 / IT・システム

富士通と山崎製パンは5月7日、山崎製パンの受注から請求までの基幹業務を推進する「ヤマザキ基幹システム」を共同で刷新し、稼働を開始したと発表した。

これまで30年にわたり、工場ごとのホストで分散稼働していた基幹システムを刷新した。

「受注処理」では、国内20拠点の工場における1日400万件をこえるリアルタイムでの受注情報を一元化することが可能となった。「発注処理」では、工場間の生産調整を容易に行えるようになり、「物流処理」では、工場と約10万店舗ある販売店を結んで配分・配送を行うことができる。

新システムでは、これらの処理を「SOA(Service Oriented Architecture)」基盤上でオープン化、集中処理化した。

今後、ビッグデータを活用することを見据え、ビジネスに関わる全データを一元管理・利用できるよう環境を整備、今後30年利用可能な情報基盤を確立したとしている。

これにより、山崎製パンでは、各業務の効率向上だけでなく、リアルタイムで現場情報の把握ができるなど、経営判断に必要なあらゆる情報の「見える化」を実現したとしている。

また、基盤統合やSOAおよびXML形式データの採用により、業務の変化に柔軟に対応できることから、環境変化にともなう運用負荷の軽減、統合基盤上でのシステム改修や新規開発が容易になり、運用コストの40%低減が可能になったという。

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