JSOL、SAPジャパン／資生堂がトイレタリー事業の基幹システムに「SAP ERP」採用

2013年09月03日／ IT・システム

JSOLとSAPジャパンは9月3日、資生堂がトイレタリー事業の基幹システムである販売物流システムに「SAP ERP」を採用し、4月1日から本格稼働を始めたと発表した。

資生堂の国内化粧品事業とのシステム基盤統合によるコスト削減、業務プロセス見直しによる効率化を実現すると同時に、ビジネス環境の変化に迅速に対応できる仕組みを実現したとしている。

JSOLは他の2社とともに2008年、資生堂の国内化粧品事業にSAP ERPを導入した。

一方、同社のトイレタリー事業の販売物流システムについては、化粧品事業とは商習慣や取引形態が大きく異なるため、資生堂は自社開発によるホストコンピュータのシステムを継続して利用していた。

しかし、2012年2月、JSOLは自社が持つ日雑業界における実績やノウハウを活用し、資生堂のトイレタリー事業の販売物流システムを再構築する取り組みを開始。

化粧品事業に導入済みのSAP ERPをベースに、ビジネス環境の変化に迅速に対応でき、長期にわたって対応可能なシステム基盤の構築などを目指していた。

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