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NEC/カードリーダー機能を充実した携帯型POSシステム、そごう・西武導入

2010年03月06日 / IT・システム

日本電気とNECインフロンティアは3月5日、カード決済機能、売上登録など、通常のPOS端末と同じように扱え、持ち運びが容易な携帯型POS「マルチハンディターミナル510」を4月1日に発売すると発表した。

新端末はそごう・西武での採用が決定しており、6月から全国の店舗で順次稼動する予定。そごう・西武では、店舗内ではクレジット面前決済用として、店外では、外商取引での決済と営業報告用に使用する。

マルチハンディターミナル510は、磁気カードリーダー、ICカードリーダーを標準搭載しており、FeliCaリーダーも装置のサイズを変更することなく搭載できる(使用時は画面部にタッチする)。

汎用OSのWindowsCE5.0を搭載しているほか、ICカード決済処理で標準的に使われるミドルウェア「EMV L2」を搭載。クレジット決済アプリケーションの構築が容易になっている。

導入した場合、顧客の目の前でカード決済を行う、レジ前混雑時に応援POSとしてレジ待ち行列を解消するなど、店舗の様々な販売シーンで有効に活用できる。

さらに、上位システムやCRMアプリケーションと連携し、顧客の目の前で在庫情報や商品情報を問い合わせてディスプレイに表示する、顧客の過去の販売履歴を確認するなどの接客向上や、販売業務の効率化が期待できる。

両社は今後3年間で1万台の販売を見込み、新製品を百貨店などの流通小売業、訪問販売、物流現場など幅広い分野に提案する。販売価格は、マルチハンディターミナル510とクレードルのセットで39万円から。

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