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三越/12月も各店舗で苦戦、全店売上高9.9%減

2009年01月05日 / 月次

三越(2008年2月期売上高:7739億円)が1月3日に発表した2008年12月見込の店頭売上速報によると、全店売上高は前年同月比9.9%減と不振に終わった。全15店舗中、前年実績超を記録した店舗はなく、日本橋店は10.9%減、銀座店は13.7%減だった。

落ち込み幅が少なかったのは札幌店2.6%減で、落ち込みが大きかったのは新宿アルコット店15.9%減。

同月は、衣料品では気温が高かったこともあり重衣料が苦戦。トレンド感のある冬物などで動きがあったものの、全体的には苦戦した。また高額商品や宝飾品なども同様に苦戦する一方、食品はクリスマスケーキやおせち料理などの受注が好調だった。

各店舗別の概況では、日本橋店が重衣料など衣料品や特選品で苦戦し、来客数は前年比増となったが売上高は10.9%減となる模様。銀座店では、化粧品、クリスマスケーキが好調だった反面、アクセサリー・宝飾品やコート類などの一部衣料品が苦戦した。

改装工事で一部閉鎖した売場もあり、売上高は13.4%減。名古屋栄店はお歳暮、おせち料理の受注が好調だったものの、クリスマス商戦は宝飾品、特選品が踊り場となったこと、婦人向け雑貨・衣料品が苦戦したことなどで売上高は10.3%減を記録した。

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