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三越/7か月連続で前年実績割れ、11月の全店売上高7.8%減

2008年12月03日 / 月次

三越(2008年2月期売上高:7739億円)が12月1日に発表した店頭売上速報(11月見込み)によると、全店店頭売上高は前年比7.8%減と伸び悩んだ。

5月以来7か月連続の前年実績割れとなる。日本橋、仙台などの15店舗で前年実績超を記録した店舗はなく、最も落ち込みが少なかったのは鹿児島店の3.5%減。過去1年間の概況で前年実績超を記録したのは4月(店頭売上8.9%増)のみとなっている。

同月は防寒用衣料が低調に推移し、婦人服のコート類やマフラーなどに動きがあるものの全般的に低調だった。紳士服は催事の販売が好調だったが、後半に入り伸び悩んだ。特選雑貨・宝飾は前月からの鈍化傾向が続いている。食品はお歳暮やクリスマスケーキの予約販売がけん引し好調に推移。各店舗恒例の「英国フェア」の開催効果もあるが、全体を押し上げるまでには至っていない。

各店舗別の概況は、日本橋店で食品、婦人服が好調に推移しているものの売上高は8.1%減にとどまる見込み。銀座店はクリスマスケーキの予約が好調だが、防寒用衣料の伸び悩みや改装工事の影響などで8.0%減。名古屋栄店も食品は好調だが、衣料品や特選雑貨の落ち込み、昨年開催のセールの反動減などで9.8%減となる模様。

仙台店は2009年3月に掛けて増床し、各フロアが順次リモデルオープンする。11月は子供服売場や婦人靴売場など6売場がオープンした。

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