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資生堂/7月の国内売上11%減

2010年08月31日 / 月次

資生堂(2010年3月期売上高:6442億円)が8月31日に発表した7月の月次売上動向によると、国内販売会社の売上高は前年同月比11%減となった。昨年の7月は7%減だった。

日やけ止め、デオドラントなどは前月に引き続き堅調に推移したが、小売側による一層の在庫縮減の動きもあり、前年を下回った。

7月の店頭売上は、6月に前年並みまで回復した後、再び若干のマイナスとなったが、セルフ化粧品を中心に底打ち感が出始めている。

小売側の在庫縮減の影響が色濃く出たカウンセリング化粧品の出荷が低迷。一方、セルフ化粧品は「アネッサ」「AG+」などの季節商品や、ミネラルファンデーションが売上を牽引している「インテグレート」が好調に推移し、全体としても堅調な出荷を維持した。

トイレタリーは、「シーブリーズ」が好調だったが、「TSUBAKI」が厳しい競争環境の継続により苦戦し、前年を下回った。

9月中旬からは、日本の低価格帯市場とアジアのマステージ市場を一体化して展開する戦略ブランド「専科」を導入し、拡大する低価格帯市場への対応を進める。

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