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ショッピングセンター/8月の既存SC売上1.3%減

2011年09月22日 / 月次

日本ショッピングセンター協会が9月22日に発表した8月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの前年同月比は1.3%減で、3か月ぶりに前年を下回った。
SC総売上高(推計)は、東日本大震災の影響により、休業や営業時間の短縮など販売状況を正確に把握できないため発表を控えた。
昨年のような記録的な猛暑ではなかったこともあり、秋物衣料を早期に投入したファッションビル・駅ビルでは、セール商品との併売が好調であったが、家電量販店のある一部のSCでは、昨年の家電エコポイント制度や今年7月の地デジ化完全移行の駆け込み需要による反動もあり、伸び悩んだ。
東日本大震災の影響で花火大会などの夏のイベント自粛により来店客に減少傾向がみられたこと、また生鮮品を中心に食物販の不振、あるいはシネマが昨年にくらべヒット作に恵まれず集客に苦戦したとの報告もあり、全体では前年クリアに至らなかった。
6月、7月は改善の兆しが見えていたものの一進一退の状況が続いており、先行きは不透明という。

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