流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ショッピングセンター/5月の既存SC売上1.4%減

2011年06月22日 / 月次

日本ショッピングセンター協会が6月22日に発表した5月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの前年同月比は1.4%減で、3か月連続で前年を下回った。
SC総売上高(推計)は、東日本大震災の影響により、休業や営業時間の短縮など販売状況を正確に把握できないため、発表を控えた。
先月は震災直後の反動で大幅に改善したが、今月は大きな変動は見られなかった。大型連休にあわせたバーゲンでは売上を伸ばしたものの、天候不順や平年より早い梅雨入りにより夏物衣料が振るわなかったことや、依然として高額品の動きが鈍いことも影響し、前年クリアには至らなかった。
立地別でみると、郊外地域は全体で0.9%減、テナントは0.6%減と改善した。
地域別では、東北地域が6.2%増と健闘している。震災後SCが営業再開し、復興需要により消費が改善したことが主因。被災地域によっては周辺の商業施設が震災により営業ができないため、買物客が集中しているとの報告もあった。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧