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ファミリーマート/新店舗に省エネ型工法を導入

2008年09月01日 / 店舗

ファミリーマートは8月18日、9月以降に開店するフリースタンド店舗に新工法「木造FP工法」を適用すると発表した。松本建工が実用化した、注文住宅向けFP工法を店舗用に改良したもので、2店舗で実証試験を行った結果、良好な結果が得られたため本格導入を決定したもの。

木造FP工法は、建設時のCO2排出量が従来比で約60%削減できるという。壁材に高断熱・高気密のFPパネル、天井にFP遮断パネルを使用。またサッシは樹脂とアルミの複合ペアガラスを使用しているため、気密性が向上。開店後の年間電気使用量、CO2排出量は従来比で約15%削減できる。

工法面の特長では、加工・建設時の手間やエネルギーを省力化し、基礎工事は鉄骨造と比較し期間を半減、建方・仕上げも含めると、工期は約30日間と10日間短縮した。さらに、比較的地盤が弱い地域でも簡便な建築・開店が可能。

今回の新工法採用には、深刻な鋼材価格高騰が背景にあると見られ、ファミリーマートは「従来の鉄骨造の店舗と比較し約15~20%の建築コストが削減できる」と評価している。

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