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大丸東京店/地下お弁当売場増床、1000種類の弁当

2012年08月21日 / 店舗

大丸東京店は8月21日、22日開業の地下食品売場「ほっぺタウン」増床部分の内覧会を開いた。

<お肉の細道>

地下食品売場を増床するもので、食品フロア面積は従来の1.4倍となった。展開ブランド数は弁当が32から55ブランドへ、和洋菓子が52から74ブランドへ拡大した。

<男の惣菜百膳>

主力の弁当は幅3メートルの通路を設置し、既存部分と併せて60メートルに23店の弁当店が連なるお弁当ストリートとする計画だ。

大丸東京店はターミナル立地で食品フロアの来店客の40%が男性客となっている。そのため、男性客の志向にあわせて、7店の肉に関するお弁当を集積した「お肉の細道」を設置した。

惣菜では、出張や単身赴任のサラリーマン向けの惣菜やおつまみを集積して専門店「男の惣菜百膳」を展開し、約100種類を販売する。

<青山まい泉の厨房>

既存のエキナカ商業施設との差別化を目指し、実演・できたてを打ち出した。厨房を設置した店舗は、弁当14店、惣菜が8店、和洋菓子4店、合計26店となった。実演販売を通じて、五感に訴える売場としたいという。

<タニタとメルヘンのコラボサンドイッチ>

タニタとサンドイッチ専門店メルヘンが380kcalのサンドイッチを共同開発したほか、大丸東京店と都内の老舗飲食店などとの共同開発店舗を導入し、ここでしか買えない商品を揃えた。

<MAISON DANDOY>

デパ地下スイーツでは、ベルギーの老舗菓子店MAISON DANDOY(メゾンダンドア)を導入。本場ベルギーのしっとりとしたブリュッセルワッフルを販売する。和菓子では、羽二重団子、大福の岡埜栄泉総本家、きんつばの栄太郎総本家、豆菓子の豆源など老舗を集積した。

駅の利用客の特性上、1階の食品売場と地下食品売場を買いまわることが少ないため、それぞれで弁当、総菜、スイーツが完結する売場とし、商品の販売価格も日常消費にあわせた値ごろ商品から、贈答用の高額商品までフルラインの商品構成を目指した。

地下食品売場は、東海旅客鉄道が運営する東京キャラクターストリートに隣接しており、駅乗降客のほか、観光客の来店も見込んでいるという。

大丸東京店は順次、改装を進めていく計画で、9月には大型ファッションブランドや東急ハンズ、石井スポーツなどを導入し、10月5日にグランドオープンする計画だ。

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