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シナボン/2015年に首都圏で10店体制を構築

2014年07月08日 / トピックス商品店舗

ブランドパートナーズは7月8日、米国のシナモンロール専門店「CINNABON(シナボン)」を2015年末までに首都圏で10店体制とする方針を発表した。

<シナボン/シアトルズベストコーヒー原宿店>
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同日、原宿で開いた2号店「原宿店」の内覧会で、山口勝浩社長が明らかにした。

シナボンは1985年にワシントン州シアトルで創業したシナモンロールの専門店で、2012年11月に六本木に国内1号店をオープンした。

<店内全景>
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2017年に50店、売上高60億円の数値目標を掲げる。2号店を出店するまでに約1年半を要した理由について山口社長は「出店立地のこだわりがあり妥協をしなかった。自分達が目指すべき、店舗運営モデルや収益モデルを確立するために時間が必要だったこともある。2号店の出店を皮切りに多店舗展開を加速する」と語る。

<山口社長>
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シナボンは、焼き上がりから30分以内の商品を店内で提供して、できたての味わいを体験してもらうことを基本コンセプトとする業態。

<オープンキッチンを採用>
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粉から生地を成型し、熟成、焼き上げまでを店内で一貫して行うため、大型の吸排気やオーブンが設置できる厨房が必要で、厨房面積は15坪程度を想定する。

<カフェ併設店でレジは一体運営>
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日本では、シアトルズベストコーヒーを運営するブランドパートナーズのグループ力を生かし、シアトルズベストコーヒーとシナボンの併設店舗を主力業態とする予定だ。出店立地の面積により、シナボン単独出店にも対応する。

<客席>
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1号店、2号店ともシアトルズベストコーヒーとの併設店舗で、併設店舗の場合は厨房と客席数約30席を含み、30~50坪程度の物件を想定。平均月商で800万~1200万円を計画する。

<物販ではオリジナルグッズを展開>
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厨房を設置できる環境とスペースがあればフードコートなどでも出店も可能だという。

<コーヒー豆も販売する>
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出店エリアは、東京郊外、横浜、川崎、埼玉、千葉などの首都圏で、路面店を2、3店、ショッピングセンターなど商業施設内を5店程度計画する。直営店が10店を超えた段階で、フランチャイズによる店舗展開を開始したいという。

<持ち帰り用のシナパック>
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現在、ブランド認知度の向上のため、持ち帰り専門店を羽田空港内に期間限定で展開するが、今後は、ファッションビル、駅ビル、駅ナカといった場所でも期間限定店を展開したいという。

<期間限定メニュー>
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メニュー面では、4月から世界共通の期間限定メニューを投入。現在、「ミックスベリーミニボン」(税込360円)を販売しており、四半期を目途にメニューを入れ替え、来店頻度の向上を目指す。

また、米国本土で開始した、モーニングやランチタイム用のメニューの採用も予定しており、時間帯別の利用シーンを増やすという。

店舗概要
所在地:東京都渋谷区神宮前6-27-8
京セラ原宿ビル1階、地下1階
営業時間:月~金8時~22時、土・日・祝日10時~21時
定休日:無休
座席数:1階30席(うちカウンター6席)、地下1階8席
店舗面積:1階70.63㎡、地下1階54.67㎡

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