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イオン/CFSコーポレーションのスーパー事業を引継ぎ

2010年03月09日 / 経営

イオンとCFSコーポレーションは3月9日、CFSの成長戦略の加速と、イオンのヘルスアンドビューティケア(H&BC)事業分野の強化・拡充のため、両社の提携関係を強化することで基本合意したと発表した。

イオンは、CFSをH&BC事業分野の中核会社と位置づけ、GMSのH&BC売場の活性化を進めグループ内のH&BC事業を強化し、CFSの店舗網を活用し、イオンの首都圏戦略におけるドラッグ事業の展開を強化する。

さらに、CFSはイオンが経営資源を提供することで、専門性の高いドラッグストアの創造を強化するほか、医療分野と関連する周辺ビジネスへの本格参入などを進める。また、ドミナントの深耕、エリア拡大、業界再編への積極的参入などで成長を加速する。

一方、CFSのSM事業部門を1年以内(2011年2月期中)をめどに分離し、イオンに引き継ぐ。

SM事業部門は、イオンの直接子会社としてCFSが運営するSM「キミサワ」の人財、路線を継承しながら収益基盤の強化、店舗網の充実強化を実現し、キミサワブランドの復権を目指す。

、両社の協力関係を緊密化し、相互の経営資源・人財を最大限活用できるようにするため、イオンはCFSへの出資比率を51%をめどに過半数まで引き上げる。

引き上げは、CFSの東京証券取引所市場第一部上場の維持を前提として、時期と方法は第三者割当増資、公開買付けなど両社が協議し3月末をめどに決める。なお、公開買付けを行う場合として、買付け価格を600円をめどに検討中としている。

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