流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





オリエンタルランド/売上高4.8%減、当期利益5.8%増

2010年02月04日 / 経営

オリエンタルランドが2月4日に発表した2010年3月期第3四半期の業績は、売上高が2860億9500万円(前年同期比4.8%減)、営業利益397億3900万円(6.0%減)、経常利益390億1800万円(6.7%減)、当期利益252億9600万円(5.8%増)となった。

東京ディズニーリゾート25周年のアニバーサリーの翌年であることなどから、減収減益となった。

また、リテイル事業を譲渡することに伴い、特別損失を計上した一方、課税所得の減少が見込まれることにより法人税等が減少し、当期利益は過去最高となった。

テーマパーク事業は入園者数が前年同期を下回り、売上高2215億54百万円(6.1%減)で商品原価率や減価償却費などが減少したものの、売上高が減少したことから、営業利益は32億3100万円(同13.2%減)と減少した。

ホテル事業は売上高348億9400万円(0.4%減で)、稼働率は前年同期を下回り、全体の売上高は減少したものの、、東京ディズニーランドホテルの開業前準備費用が減少したため、営業利益68億8700万円(23.6%増)は増加した。

リテイル事業は売上高112億4100万円(6.2%減)で、営業利益1億7000万円(5倍)と売上高は減少したものの、店舗人件費などの固定費を低減したことなどにより、営業利益は大幅に増加した。

その他のイクスピアリ、シルク・ドゥ・ソレイユシアター東京などの事業は売上高184億500万円(5.8%増)、営業利益4億2300万円(7億5500万円の改善)で、シルク・ドゥ・ソレイユシアター東京の開業前準備費用が減少したことにより、黒字化した。

通期では売上高3645億9000万円(前年同期比6.3%減)、営業利益341億4000万円(14.9%減)、経常利益326億5000万円(15.9%減)、当期利益206億9000万円(14.4%増)を見込んでいる。

なお、ディズニーストア事業を展開するリテイルネットワークスについて同日、全株式をウォルト・ディズニー・ジャパンへの譲渡を決めた。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧