流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ココカラファインHD、アライドハーツHD/10月合併

2010年03月16日 / 経営

ココカラファイン ホールディングスとアライドハーツ・ホールディングスは3月16日、ココカラファインを吸収合併存続会社、アライドハーツを吸収合併消滅会社として、10月1日(予定)を期日に合併することで基本的な合意に達し、合併に関する基本合意書を締結したと発表した。

ドラッグストア業界トップクラスの規模・業績を獲得とエリアドミナント強化、ドラッグストア業界で調剤売上高が圧倒的トップ、マーケットリーダーの地位を確立を目的に、合併によりさらなる企業価値向上に努め、業界のコア企業を目指す。

両社の業績を合算すると、売上高は2703億9300万円、経常利益は112億300万円となり、業績内容は業界トップクラスとなる。

このスケールメリットを活かし、商品施策・ロジスティックス・システムなどのインフラ・店舗開発ノウハウ・店舗支援ノウハウなど、様々な経営資源を共有化しシナジー効果を最大化することによって、企業間競争力強化・サービスの質向上を行っていく。

ココカラファインは、関東・甲信越、東海、関西、中四国、九州・沖縄において、657店舗のドラッグストアと調剤薬局を展開しており、アライドハーツは、東海と関西を中心とし、これに首都圏、山陰を加えたエリアに376店舗を有している。

両社の店舗網を合わせると全47都道府県のうち、34をカバーし、関西地区では特に大阪府・兵庫県・奈良県が強化され、関西全体として311店舗となり、地域ナンバーワンの店舗網となる。

ココカラファインが手薄であった東海地区での店舗網がアライドハーツにより補完され212店舗となり、アライドハーツが手薄であった関東・甲信越地区がココカラファインにより補完され328店舗となる。

調剤事業においても、運営の効率化・サービス向上による他社との差異化戦略がますます重要で、合併により調剤事業売上高は270億円規模、ドラッグストア業界では圧倒的なトップ企業となり、マーケットリーダーとしてのメリットを享受できるようになる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧