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トミヤアパレル/会社更生手続き、負債額123億円

2009年02月26日 / 経営

トミヤアパレルは2月26日、東京地方裁判所会社更生の申立てを行い、午後5時付けで保全管理命令を受けた。

同社はこれまで堅調に売上高を推移してきたが、近年在庫処分を適時行うなど適正な在庫維持に努めたものの、次第に資金繰りが圧迫されることになっていた。

2008年の下半期ころからの世界的な景気の低迷に端を発する国内消費の著しい落ち込みに、昨年11月中旬、売上高の低迷に起因する資金繰り不足の事態を招いた。

このときは金策により何とか資金繰りをすることができたが、資金繰りへの不安は次第に大きくなり、その後も消費の一層の冷え込みから、商品の販売価格の下落を避けられず、その結果収益性が著しく悪化することになった。

この傾向は年が明けてさらに拍車がかかり、金融機関や主力取引先などに支援を求めたが、最終的に2月末の資金繰りの目途がたたず、会社更生の申立を行うことになった。

負債総額は、総額約123億円。

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