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西友/他社チラシ価格照合など低価格路線を宣言

2008年12月03日 / 経営

西友は12月3日、継続的な値引き販売や値下げコスト確保などからなる低価格路線の堅持をホームページ上で宣言した。従来から進めてきた「エブリデイ・ロープライス(EDLP)化」をさらに一歩進め、低価格路線の加速を明確化し、「地域でいちばん安いお店をめざします」をマニフェストとして顧客に宣言したもの。

この低価格路線の表明として、まず4日から他社チラシ価格照合制度を全店で導入。来店客が持参する競合店のチラシ掲載価格が西友の店頭価格より安い場合、チラシの価格に値段を合わせて商品を販売する。

また、EDLP対象品目を拡大し、2009年中には生鮮食品以外のほぼ全食品カテゴリーをEDLPに移行。継続的な値下げを進める。今月からは冷凍食品約120品目を追加して一斉値下げし、冷凍食品全品での低価格販売体制を確立した。

この取り組みと並行して、ウォルマート・ストアーズ・インクの調達網を活用した商品の海外調達を拡大。米プロクター・アンド・ギャンブルの直輸入品販売など、世界規模での直接取引も段階的に増加させる。更に、システム統合やEDLP化などでの業務の効率化を推進。

これに加え物流プロセスの合理化、商品の自動補充拡大などで販売費・一般管理費を削減、値下げコストを捻出する取り組みも継続して進めていく。

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