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ツルハHD、ポプラ/提携、ポプラで医薬品発売、ツルハでATM

2010年07月06日 / 経営

ツルハホールディングスとポプラは7月6日、業務提携を行うと発表した。

合意した主な業務提携は、既存店舗の機能強化に関する相互協力で、ツルハグループ店舗への収納代行、ATMなどの導入可能性や利用シーンの検討と導入支援。

ポプラグループ一部店舗での医薬品販売に関する営業支援コンサルティングの実施や従業員の研修支援などをはじめ、両社店舗の機能やサービスの補完・強化に取り組む。

既存取扱商材のうち、他方に供給可能な商品の調達や物流つき相互供給を行う。具体的な商品は協議中だが、一例としてポプラよりツルハグループ一部店舗への弁当などの供給を検討する。

両社の商品開発力や販売力を結集し、高品質低価格なユーザー満足度の高い商品を開発し、両社のノウハウを相互に提供する。今後は新商品の共同開発なども視野に入れ協議していく。

ツルハグループの持つドラッグストア運営に関するノウハウとポプラグループの持つコンビニエンスストアの運営ノウハウを結集し、消費環境の急速な変化に対応するため、ニーズに対応する店舗フォーマットや店舗機能の共同研究を行い、展開実験を実施する。

両社間では、速やかに多面的な研究を行う両社共同のプロジェクトを立ち上げ、共同研究を開始する。

ツルハホールディングスはツルハグループの商品供給システムを活用し、ポプラの完全子会社であるキリン堂薬局へ商品の供給を行う。実際の商品供給はツルハグループの中国地域店舗運営会社である、ウェルネス湖北が行う。

キリン堂薬局の店舗運営システムを、ツルハグループが提供する店舗運営システムに更新する。システム更新にあわせ、同社のMD戦略全般についてツルハグループが支援する体制に移行し、同社の経営効率化推進に協力していく。

ツルハホールディングスとポプラはともに、地方発で全国展開を進めている企業であり、店舗展開地域の特性が共通するうえに競合する展開地域が少なく、双方の店舗機能や商品サービスを深化させるために協力を進めていくためのパートナーとしては、相互補完性の高い相手先としている。

今後はそれぞれの強みを生かした形で、ノウハウ、商品、サービスの提供を相互に行い、双方のグループ店舗機能の強化を行うとともに、消費環境の変化に対応する店舗のあり方などを共同で研究していくなど、多面にわたって協力する。

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