流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ウォルマート/ブラジルで地場漁業者らと提携

2010年08月30日 / 海外経営

ウォルマートは、持続可能な漁業と農業のためのプログラムをブラジルで開始すると発表した。

漁業については、2013年までに捕獲漁業者や捕獲地を完全に捕捉することや、アマゾン地域での魚の供給と消費を促進することを掲げている。

地場漁業を保護するため、同年までに地元漁業者にウォルマートの持つ大規模市場に参加してもらう計画や、2016年までにブラジル地域で捕獲されたり加工されたりした魚の100%のトレーサビリティー・システムを稼動させる計画もある。

また、同社は現地の顧客に対し、バーコードのついた農業・畜産製品の産地や流通ルートなどの追跡情報をウェッブサイトで閲覧するシステムを導入する。

このシステムが最初に導入されるのは食肉ブランドの「キャンペイロ(Campeiro)」。同社は「アマゾンでの森林伐採などとも関係が深いことから、畜産業をこのプロジェクトの最初の対象として選んだ。年内には本格稼動する見込みだ」としている。食肉はまずサンパウロの店舗に並び、続いて他州にも販路を広げる予定。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧