ウォルマート・ストアーズ傘下の会員制店舗チェーンのサムズ・クラブは、新タイプの会員制店舗「マス・クラブ」を来年上半期中に米ヒューストンに開店する。
店舗形態は倉庫型で、メキシコからの輸入品を中心に販売する。主な顧客対象をヒスパニック系の家族連れや起業家という。
店内では、生鮮品、さまざまにカットされた肉類を販売するほか、肉と魚介類を常時サービスできるカウンターを設ける。ヒスパニック系の食料品、国際ブランドの野菜、香辛料、キャンディーについて、家族向けや小規模店舗への卸販売向けに取り揃えるとしている。
このほか、屋外売り場やイベント用のスペースもあり、トルティーヤを販売するカフェも設置する。店舗には独自のロゴが付けられ、敷地内にはガソリンスタンドも設ける。売り場および倉庫スペースは述べ14万3000平方フィート。
サムズ・クラブのダグ・マクミロンCEOは、店舗内容について「オープンの目的は、家族連れ、レストランのオーナー、コンビニエンスストアなどに対し、現在は入手できない新しい領域の商品の選択肢を提供することだ」としている。(翻訳)