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ヨークベニマル/2類・3類特化の自営医薬品売場を本格導入

2010年09月22日 / 商品店舗経営

ヨークベニマルは10月15日に宮城県に開店する「ヨークベニマル新荒巻店」に自営の医薬品売場を導入する。

同社は2009年8月から、福島県郡山市のヨークベニマルコスモス通り店の住居用品売場の一部を改装して医薬品販売の実験をしていた。

売場面積は15~20坪で、ゴンドラ本数は3尺15本。登録販売者で販売が可能な2類・3類の医薬品に特化し、約800品目の医薬品を取り扱うほか、化粧品、ヘルス&ビューティーケア商品、健康食品を取り扱う。販売にあたり薬剤師が必要な1類医薬品については、運営コストの面から扱わない方針だ。

同社によると「実験店の直近の住居用品内の医薬品の販売構成比は10%程度で、化粧品は前年同期比50%増で推移している。ヘルス&ビューティー関連、健康ドリンクが好調で、売上は計画どおりに推移し、利益は計画以上に上がっている」という。

商品供給はセブン&アイホールディングとアインファーマシーズの合弁会社セブンヘルスケアが実施し、品揃えや棚割り情報などをヨーカ堂と共有化し、ヨークベニマルが独自に売場を運営する。

登録販売者の受験支援策については、アインファーマシーズの教育プログラムを活用、ことし5名が登録販売者試験を受験し2名が登録販売者に合格したという。

今後、登録販売者の確保ができれば、新店のほかフリースタンディングの既存店にも医薬品売場を導入する計画だ。

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