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CJ-LINX/中国向けEC事業で業務提携、物流体制集約も

2009年10月26日 / 海外経営

TLホールディングスグループのCJ-LINXは10月26日、中国の流通大手の百聯集団有限公司が展開している消費者向けECサイト「百聯E城」で、日本製品を独占的に販売する上海毎日通販商業有限公司と日本製品の中国向けEC事業で業務提携契約を締結したと発表した。

CJ-LINXは、中国現地バイヤー向けに日本製品のマッチングなどを行う企業間取引サービス、「渋谷網」を9月から運営しており、一方の上海毎日通販商業有限公司は1600万人の会員向けに日本製品を販売するB2Cサイト「日本商品館」を運営している。

今回の提携では、第1弾として渋谷網の出店商品と出店企業を上海毎日通販商業有限公司の日本商品館と共有。決済サービスも共通化し、上海毎日通販商業有限公司を通じて百聯E城の会員向け販売を強化する。

また、渋谷網は百聯E城でB2B2Cビジネスを展開し、渋谷網の出店者はコンシューマ向けビジネスで、物流、税関、決済などを考慮せずにビジネス展開が可能となる。

さらに日本の商品を現地に適正化して開発し、ブランド化して展開するほか、同時に共同でデザイナーも発掘する。

物流面では、日本での集荷から中国での配達までの両社の物流システムを共有し、物流量の増加でコスト低減化を図る。将来的には両社がそれぞれ提携している物流企業をどちらかの提携企業に集約し、効率化を図ることも検討する。

さらに今後、百聯集団グループの商業施設にリアル店舗を開設することも予定している。将来的にはCJ-LINXも参加し、リアル店舗とネット販売をリンクさせビジネスを発展させていく意向。

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