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国分/目標経常利益200億円、長期経営計画発表

2011年03月02日 / 経営

国分は3月2日、2011年度を初年度する5か年の第9次長期経営計画「QUALITY300」を発表した。

<計画を発表する國分晃専務>
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2010年度に終了した第8次長期経営計画「Advance300」に続くもの。経済環境が厳しさを増していることから、第9次長計では売上目標を示さなかった。定量目標として、最終年度に経常利益200億円、ネットキャッシュ1000億円超、売上高対経常利益率1%を掲げた。

國分晃専務は「300年の歴史の中で築き上げた国分のブランド、品質(クオリティ)は当社にとってかけがえのない財産。グループとしてさまざまなニューステージへ積極的に挑戦し、社会から尊敬され魅力ある企業を目指す」と語った。

<QUALITY300の事業内容>
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問屋機能であるサプライチェーン・コンソリデート(束ねる)機能を生かし、東アジア・東南アジアで事業を展開。ネットビジネスや高齢者対応といった食に関する新規事業を育成。主力の加工食品、酒類に加え、菓子・フードサービス・冷凍の3部門を事業化し、新たに農産、水産分野を強化する。

強化部門である菓子は1000億円、フードサービスは1500億円、冷凍は4500億円、農産は100億円、水産は200億円を最終年度の売上目標とする。

マーチャンダイジング、リテールサポート、物流、情報システムといった従来から強化している機能に加え、新たに品質管理機能を強化する。品質管理では、製造品質管理機能の具備、品質管理の体系化、組織の体制と充実を図るという。

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